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初めて写経をする人のための般若心経意味解説 父母恩重経
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父母恩重経 現代語訳13

佛説父母恩重経

          佛の説きたる、父母の恩の重たきを教えた経


かくして、父母は、現世において安穏に暮らすことができ、後世においても
天界や人間界に生まれて佛に会い、佛法を聞いて、ついには苦しみの輪廻
から脱する事ができるのです。

 このようにして、始めて父母の恩に報いた者といえるのです。」
 お釈迦様は、重ねて説法を続けられました。

「あなた達、大衆よ、よく聴きなさい。父母のために心力を尽くして、あらゆる
ご馳走、音楽、美服、乗り物、豪華な住居等を差上げて、父母を一生安楽に
遊び暮らさせたとしても、もしも佛教を信仰させることができなければ、(その
子は、)不孝者というべきでしょう。

 何故ならば、仁心あって布施を行い、礼式あって身を律し、柔和にして我慢
強く、努力して人徳を高め、心はいつも穏かで、学問に精励するような者とい
えども、一度酒色に溺れると、悪魔がたちまち隙(すき)をうかがい、魔物が
活発になるのです。

 (そうなると)財産を散財し、放蕩にはしり、怒りっぽくなり、怠惰になり、心を
乱し、智慧がなくなり、その行いは禽獣に等しくなるのです。
 大衆よ、昔より今に至るまで、このようにして身を滅ぼし、家を滅ぼし、主人
に迷惑をかけ、親に恥ずかしい思いをさせなかった者はいないのです。

 ですから、沙門(出家者)は独身で配偶者は無く、その志を清潔にして、唯だ
(ひたすら佛の)道に務めるのです。子たる者は深く思索し、よく考慮して、孝養
の軽重緩急(差し迫った重要さ)を知らなければなりません。およそこのような
ことが、父母の恩に報ずることなのです。」

 この時、阿難が涙を払いつつ座より起ち、長跪合掌して、前に進み出て、
お釈迦様に申し上げました。「世尊よ、この経はどのような名称をつければよい
のでしょうか。また、どのようにして後の世に伝えていけばよいのでしょうか。」

お釈迦様は、阿難に告げられた。
「阿難よ、この経は、父母恩重経と名づけなさい。もし、どのような人であっても、
一度でもこの経を読誦すれば、それだけで乳哺の恩に報じたことになるのです。

もし、一心にこの経を念じつづけ、他の人にも(勧めて)この経を念じさせれば、
まさに、この人はよく父母の恩に報じたことになるのだと知りなさい。
一生の間につくった十悪の罪、五逆の罪、無間地獄に堕ちる重罪も全て消滅
して、無上道(最高のさとりの境地)を得ることができるのです。」

 この時、梵天、帝釈天、諸天、人民、ここに集まった全ての者が、この説法を聞
いて、ことごとく菩提心(佛法を求めようとする心)をおこして、五体を地に投じて、
涙を雨の如く流して、(前に)進んでお釈迦様の御足を頂礼し、(そして)退出して、
各々歓喜しつつ(この教えを)いただいたのです。


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父母恩重経 現代語訳

佛説父母恩重経

          佛の説きたる、父母の恩の重たきを教えた経



この時、阿難は再び次のように問うた。「世尊よ、出家の者も、そのように
すれば、父母の恩に報じたことになりますか。」 お釈迦様は、語られた。
「いや、これだけでは、父母の恩に報じたということにはならない。

 親が頑固に三宝を信仰せず、仁がなく生き物を殺し、義がなく物を盗み、
礼がなく、好色に乱れ、信がなく人を欺き、智がなく酒に溺れようなことが
あれば、子は厳しく諌めて、啓発して目覚めさせなければならない。
 
 もし、それでも(親が)愚かでどうしても目覚めることができないのなら、
その時は比喩を使い、例を引き、因果の道理を説明して、(地獄や餓鬼
道に堕ちる)将来の苦患から救ってやらなければならない。

 もし、それでもなお(親が)頑迷のため、改心することが出来ないのなら、
声をあげて泣き、涙を流して、飲食を断ちなさい。
 そうすれば、どんなに頑迷な親でも、子が死んでしまうことを恐れて(子に対
する)恩愛の情にひかれて、しぶしぶながらも、(正しい)道に向かうでしょう。

 もし、親が心を入れ替えて佛の(定めた)五戒を受け、仁があって殺さず、
義があって盗まず、礼あって淫らなことをせず、信あって欺かず、智あって
酔う事がなくなれば、

 家の中は、親は慈愛に満ち、子は孝行者で、夫は正しく、婦(つま)は貞淑
で、親族は仲良く、男女の使用人も忠勤に励み、六畜(馬・牛・羊・犬・豚・鶏)
から虫や魚に至るまで、あまねく恩恵を受け、(るでしょう。)

 (そして、)十方世界の諸佛、天竜鬼神、高徳の君主、忠良の家臣より
庶民万姓に至るまで、(この親を)敬愛しない者はいなくなります。
 (こうなると)暴君やそれに仕える心の曲がった家来も、凶悪な者や妖婦も、
様々な妖怪変化も、(この親を)どうすることもできなくなるのです。


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父母恩重経 現代語訳11

佛説父母恩重経

          佛の説きたる、父母の恩の重たきを教えた経

是の時、阿難(アーナンダ)が、座より起って、衣の右袖を抜き右肩を出して、
最敬礼の姿になり、長跪(上半身を直立させて)合掌して、前に進み出て、
お釈迦様に申し上げました。

「世尊よ、このような父母の重恩を、我ら出家の子(者)は、どのようにして
 報ずればよいのでしょうか。詳しくその事を説示してください。」
 お釈迦様は、語られました。

「汝ら大衆よ、よく聴きなさい..。孝養のことに関しては、在家とか出家とかの
区別はないのです。外出した時、新鮮な果物や珍しい食べ物を手に入れたら、
持ち帰って父母に差上げなさい。

 父母はこれをもらって歓喜し、自分が食べることをもったいないと思い、先ず
これを三宝(佛・法・僧)に布施するので、結果として菩提心を起こさせたことに
なるのです。 (*: 菩提心 ⇒ 佛道を求めるこころ。 )

 父母が病気になったなら、病床を離れず、親しく自らが看護しなさい。
 一切の事を、他人に任せてはいけません。時を計り、機会をうかがって、
丁寧にお粥の食事を勧めなさい。

 親は子が勧めてくれるので、無理してでもお粥を食べ、子は親の食べる
のを見て、まげて意を強くするのです。親が暫らく睡眠すれば、気を静めて
寝息を聞き、眠りから覚めたなら、医者に聞いて薬を勧めなさい。

 日夜、三宝(佛・法・僧)に祈って、親の病気が癒えることを願い、常に
報恩の心を抱いて、片時も忘れてはなりません。」



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父母恩重経 現代語訳10

佛説父母恩重経

          佛の説きたる、父母の恩の重たきを教えた経
   

  お釈迦様は、そこで偈(詩形)をもって称賛して説かれた。

  悲母、子を胎(はら)めば、十月の間に、血を分け肉を頒(わか)ちて、
  身、重病を感ず。子の身体、之に由りて成就す。

  月満ち、時至れば、業風催促して、遍身疼痛し、骨節解体して、
  神心悩乱し、忽然(こつねん)として身を亡(ほろ)ぼす。

  若し夫(そ)れ平安(安産)なれば、猶(な)お蘇生し来(きた)るが如く、
  子の声を発するを聞けば、己(おの)れも生まれ出でたるが如し。

  其の初めて生みし時には、母の顔(かんばせ)、花の如くなりしに、
  子を養うこと数年なれば、容(かたち)乃(すなわ)ち憔悴(しょうすい)す。
  
  水の如き霜の夜にも、氷の如き雪の暁(あかつき)にも、
  乾ける処(ところ)に子を廻し、湿れる処に己(おのれ)臥(ふ)す。

  子、己が懐(ふところ)に屎(くそま)り、或いは其の衣に尿(いばり)するも、
  手自ら洗い濯(すす)ぎて、臭穢(しゅうえ)を厭(いと)うこと無し。

  食味を口に含みて、これを子に哺(ふく)むるにありては、
  苦(にが)き物は自ら嚥(の)み、甘き物は吐(は)きて子に与(あた)う。

  若し夫(そ)れ子のために、止むを得ざる事あれば、
  躬(み)ずから悪業を造りて、悪趣(あくしゅ)に堕(お)つることを甘んず。

  若し子、遠く行けば、帰りて其の面(おもて)を見るまで、
  出でても入りても之(こ)れを憶(おも)い、寝てもさめても之れを憂(うれ)う。

  己れ生ある間は、子の身に代わらんことを念(おも)い、
  己れ死に去りて後には、子の身を護(まも)らんことを願う。

  是(かく)の如きの恩徳、如何にして報ずべき。

  然(しか)るに長じて人と成れば、声を抗(あ)げ気を怒らして、
  父の言(ことば)に順(したが)わず、母の言(ことば)に瞋(いか)りを含む。

  既にして婦妻を娶(めと)れば、父母に乖(そむ)き違(たが)うこと、
  恩無き人の如く、兄弟を憎み嫌うこと、怨(うら)みある者の如し。

  妻の族(やから)、来(きた)りぬれば、
  堂(奥座敷)に昇(のぼ)せて饗応し、室(居間)に入れて歓晤(かんご)す。

  嗚呼、噫嗟、衆生、顛倒(てんどう)して、
  親しき者は却(かえ)って疎(うと)み、疎き者は却(かえ)って親しむ。

  父母の恩、重きこと天の極まり無きが如し。


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父母恩重経 現代語訳9

佛説父母恩重経

          佛の説きたる、父母の恩の重たきを教えた経


 善男子、善女人よ、詳しくこれを説けば、父母に十種の恩徳があります。
  十種とはどのようなものか。

一には懐胎守護の恩「かいたいしゅごのおん」 
(懐妊中、母が子を守護してくれた恩)        

二には臨産受苦の恩「りんしょうじゅくのおん」
 (出産の時、苦しみに耐えてくれた恩)

三には生子忘憂の恩「しょうしぼうゆうのおん」 
(出産後、それまでの苦しみを忘れてくれた恩)

四には乳哺養育の恩「にゅうほよういくのおん」
(乳を飲ませ、養育してくれた恩)

五には廻乾就湿の恩「かいかんじゅしつのおん」
 (子に乾いた場所をゆずり、湿った所に寝てくれた恩)

六には洗灌不浄の恩「せんかんふじょうのおん」
(子の不浄物を、洗いそそいでくれた恩)

七には嚥苦吐甘の恩「えんくとかん」
(子に食物を与える時、口に含み、苦いものは
                呑込み、甘いものを吐き出して与えてくれた恩)

八には為造悪業の恩「いぞうあくごうのおん」
(子のため、自らあえて悪業をつくってくれた恩)

九には遠行憶念の恩「おんぎょうおくねん」
(遠くに行った子の安否を気づかってくれた恩)

十には究竟憐愍の恩「くきょうれんみんのおん」
 (最初から最後まで、ひたすら慈愛をかけてくれた恩)

 父母の恩、重きこと天の極まり無きが如し。
 善男子、善女人よ、このような恩徳を如何にして報いることができるか。




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般若心経 舎利子 (1)
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般若心経 不生不滅不垢不浄不増不滅 (2)
般若心経 是故空中無色無受相行識無眼耳鼻舌身意無色声香味触法無限界乃至無意識界 (1)
般若心経 無無明亦無無明尽乃至無老死亦無苦集滅道無智亦無得 (3)
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般若心経 以無所得故菩提薩捶依般若波羅蜜多故 (2)
般若心経 心無罣礙無罣礙故無有恐怖 (2)
般若心経 遠離一切顛倒夢想究竟涅槃 (3)
般若心経 三世諸仏依般若波羅蜜多故得阿耨多羅三藐三菩提 (2)
般若心経 故知般若波羅蜜多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等呪 (0)
般若心経 能除一切苦 (0)
般若心経 真実不虚 (0)
般若心経 故説般若波羅蜜多呪 (0)
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