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初めて写経をする人のための般若心経意味解説 観自在菩薩さまはどんな仏さま?
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般若心経 観自在菩薩

般若心経 観自在菩薩



 これまで見てきたように般若心経は観自在菩薩という言葉から始まります。これをサンスクリット語では「アヴァーローキテーシュヴァラ」で、お一人の特定された菩薩さまのお名前なのです。

 このブログで使っている玄奘三蔵訳の『魔摩訶般若波羅蜜多心経』では、この名前は観自在菩薩と漢訳されています。しかし、玄奘三蔵以前に般若心経を訳された九摩羅什三蔵は、この名前を観世音菩薩と訳されました。

 この観世音を1字目と3字目だけに略すと「観音」となります。すなわち、私たちが普段「観音様」と呼び親しんでいる菩薩さまのことです。つまり、この菩薩さまを「世の中の音(人々の声)をよく観じる(思いを巡らすことができる)菩薩さま」と表現したのでしょう。

 では、なぜ玄奘三蔵は「アヴァーローキテーシュヴァラ」をわざわざ観自在菩薩と訳し直したのでしょうか?私は、ここに般若心経のキーポイントの1つがあると思います。

 玄奘三蔵はこの菩薩さまの特筆すべき特徴を「自らの在り様を観る」ことにあると考えたこらこそ、観自在菩薩と訳したのではないかと思うのです。

 「観る」は「みる」と読みますが、「見る」と「観る」では違います。「見る」は何かを漠然と見る野に対して「観る」は目的を持ってしっかりと観察する時に使われます。

 よく観世音菩薩さまと観自在菩薩さまは同じ菩薩さまだといわれます。もちろん、どちらもサンスクリット語を訳したのですから、その節に間違いはないと思いますが、私は、完全なイコールではないと感じています。

 観世音菩薩の「人々の声を思い巡らすことができる」という意味からは「助けを求める人々の声をよく聞き、救いに来て下さる」というメッセージを強く感じませんか?

 それに対して観自在菩薩の「人生は誰も代わってはくれない。自分の道は自分で歩け」という気持ちが強いように感じます。その違いにこそ、玄奘三蔵がわざわざ菩薩さまの名前を訳し直した理由があるのではないかと思います。

 玄奘三蔵はきっと、中国からインドに向かう道のりで孤独に歩き続けた結果「自分を救えるのは結局自分しかいないんだ」ということを経験したのでしょう。だからこそ、玄奘三蔵は菩薩さまの名前をわざわざ言い換えたのだと思います。

 写経をする上で、たったはじめの5文字の「観自在菩薩」にもいろいろな思いが詰まっていることが分かります。そう思うと写経も楽しくなっていきますね。
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